遠くの声に耳を澄ませて

遠くの声に耳を澄ませて

宮下奈都さんの本をはじめて読みました。
12編の短編集ですが、それぞれがときどき交差する構成になっています。
旅がキーワードになっているかな。人生も旅だから。
何気ない日々の繰り返しの中でそれぞれが感じる気持ちが大切にしてあります。
ありきたりな毎日が穏やかに過ぎていく様子が心地よいです。
しかもさりげなく自然に書かれていています。
この本の中でも私は「覚悟」に出会いました。
今の私のキーワードのようです。

宮下奈都さんの書く静かな文面から宮下さんをもっと知りたくなりました。


この本はオススメです。
寒い日とか今日のような雨の日に温かい飲み物と一緒にゆっくり味わってください。
きっとホッとしますよ。
もしくは、休日の午後、ゆったりカフェで読むとよさそうな本です。