自燈明―捨てる自分、活かす自分

自燈明―捨てる自分、活かす自分

玄侑宗久さんもお坊さんです。


131ページに
 将来に「貸し」を残さない。いま、この場で満足してしまうことです。


ここでエゴが出てきます。
何で私がと思ってやるのではなく、自分の楽しみに変えてやってしまえばよい
ということです。
我慢するのではなく、楽しむ、遊ぶ。
玄侑さんは続けて修行の話をします。
そして道元禅師や観音さまのお話になります。
また「やむをえない」と受け容れたときに私というものは変わると説きます。
「やむをえない」って私にはマイナスのイメージがありましたが、
受け容れたらいいんですね。
自分の思い通りにならないことをやむをえないと受け容れる。
すべてを受け容れる。
ほかにもいろいろ、風流のお話とか、楽に生きる智恵がたくさん書かれています。
ときどき、ぱっとめくって読みたい、そんな感じの本です。