能を見る 神苑にも入りたかった

今日は第六十回記念芸製平成二十一年度京都薪能を見てきました。
平安神宮に3時20分から並んで4時30分に開場、5時30分開演でした。
正面中央の一番前の列の3列目に座れました。
主人は子供の頃に謡を習っていたのでおおよその知識があり
何度能を見ても新たな発見をしているようです。
一方の私は知識がつかないまま、純粋に鑑賞しています。
能は美しいです。
衣装はもちろんですが、面が好きですね。
いつだったか奈良まで面の展覧会を見に行ったことがあります。
よかったです。大きな壁一面に整然と面が並べられているのです。
こんな展覧会があったらまた行きたいです。
さて、今日の演目の中では最初の「翁」がよかったです。
天下泰平、国土安穏、五穀豊穣を祈る儀式の意味合いが強いため、
「翁は能にして能にあらず」と言われるそうですが、関係ありません。
いいものはいい。
最初からいいものを見ることができおなかいっぱいになりました。
7時過ぎると日が落ちてきますので火が焚かれます。
翌日の新聞などでかがり火の中の写真とともに書かれるような
いわゆる「幽玄な世界」が9時過ぎまで続きました。
去年も来ているのですが大阪にいれば来年も行くでしょう。
来年のための注意です。
長袖一枚では少し寒かったのでもう一枚持っていくように。
さすがに夜は冷えます。