スコーレNo.4

スコーレNo.4

先日読んだ『遠くの声に耳を澄ませて』がよかったので宮下奈都さんの『スコーレNo.4』を読みました。
冒頭の子供時代が長いかなと思うけれど、必要なのでしょうね。

好きな人のことを思うとき、新しいことに対するときの気持ち、周りの人と比べて引け目を感じてしまうところとか、本当の自分が分からず何をしたらいいのか分からない様子とか、自分のよさになかなか気づけないでいるところとか、当たり前のことができる幸せなど、
共感できる部分がたくさんあります。
特に初恋のあたりの描写は誰でも感じたことのある気持ち、様子を細かに描写しています。

ただし、終わり方は違うお店ではダメだったのでしょうか。あいまいな部分があったほうがより、リアルだと思います。