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- 作者: 宮下奈都
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/01/20
- メディア: 単行本
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先日読んだ『遠くの声に耳を澄ませて』がよかったので宮下奈都さんの『スコーレNo.4』を読みました。
冒頭の子供時代が長いかなと思うけれど、必要なのでしょうね。
好きな人のことを思うとき、新しいことに対するときの気持ち、周りの人と比べて引け目を感じてしまうところとか、本当の自分が分からず何をしたらいいのか分からない様子とか、自分のよさになかなか気づけないでいるところとか、当たり前のことができる幸せなど、
共感できる部分がたくさんあります。
特に初恋のあたりの描写は誰でも感じたことのある気持ち、様子を細かに描写しています。
ただし、終わり方は違うお店ではダメだったのでしょうか。あいまいな部分があったほうがより、リアルだと思います。